2025年新しい年が明けました。
齢がかさんでくると、窓越しに見える朝の太陽に今日一日が始まるよと励ましてもらえるようで、今年も初日の出を期待しましたが、あいにく曇り空でした。
世界中の人心の荒廃には力を落としますが、原因は社会的に力のある人達が堂々と人を騙す。悪事を働いても制裁を受けないことがまかり通っているからと思っています。
だけど、弁護士生活50年、沢山の友人に囲まれて好きな弁護士の仕事をしてきた私は、人間の良識と人間の善意は脈々と息づいていると信じています。きっと、「明けましておめでとう」と言えるお正月を迎えることが出来ると信じています。
ついては、このお正月休暇の間、家族の事情で2歳過ぎの孫を預かりました。おかげで子ども達に人気の「アンパンマン」のテレビに一日中付き合わされました。50年以上前に子育てをした頃も、アンパンマンは人気でした。知り合いの保育士さんに聞くと、どこの子もそうだということでした。どうしてそんなに人気があるのでしょうか。原作者の絵本作家、やなせたかしさんがお亡くなりになってもう10年以上経っていますのに。
私は、やなせたかしさんが戦場で一番過酷だったのは空腹だったということからアンパンマンを描かれたことしか知りませんでした。どうもアンパンマンマーチの「愛と勇気だけが友達さ」の歌詞にある、人間の根本にかかわる人生観が幼い子供たちにも伝わる、あるいは幼い子供達だからこそ伝わるからなのでしょう。
ちなみに、2025年のNHKの朝のテレビ小説は、無名の時代のやなせたかしさんご夫妻の物語だそうです。昨年の「寅ちゃん」の時の気分が味わえそうです。楽しみがひとつ増えました。